わたしが小学生の頃、小児ぜんそくで大変でしたが、中学生になるとパッタリ発作も出なくなりました。
成長とともに、気管の方も大きくなったおかげでしょうか。
でも、大人になって、呼吸困難で息が出来なくなるんじゃないかと思うくらい、ひどい発作が起きたんです。
この記事では、発作が起きた原因を次の3つに分けてお伝えしています。
・乾燥した空気による発作
・冷たい空気による発作
・汚染されたガスを吸い込んで起きた発作
あと最後に、
・3つの発作体験から分かった事と対処方法について
書いてみました。
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乾燥した空気による発作
ある冬の寒い日でした。
長距離バスで移動していました。バス内はエアコンがかかっており、快適に過ごしていました。長旅の疲れでうとうとと寝ていたと思います。
ようやく停留所に止まり、バスから降りました。
外は、冬の乾燥した冷たい空気。
寝ぼけ眼で冷たい空気の中、トボトボ歩いていたら、いきなり発作が起きました。
急に気道が狭くなり、今までには味わったことのない息苦しさが襲ってきたんです。
「これはやばい!」
窒息するんではないかと、正直焦りました。
ゼーゼーした息をしながら、しばらく様子を見て、落ち着くようにしました。
すると発作がおさまり、足りない酸素をむさぼるように、何回も咳をしながら呼吸をしました。
ものの十秒程のできごでしたが、体験したことのない苦しみでした。
冷気による発作
次は、仕事の休憩中での出来事です。
夏の暑い日に、大汗かきながら現場での仕事をしていました。
休憩時間になり、クルマの中でエアコンをガンガンにかけながら、ウトウトと寝ていたんです。
すると、いきなり発作が起きました。
寝ていたのに、いきなり発作が起きて、目が覚めたんです。
そのときも、エアコンの冷たい空気を吸ってたので、気道がキュッと狭まる感覚がありました。
発作後は、咳をしながら様子を見てやり過ごしました。
数秒間の発作はすぐにおさまり、さっきの死にそうなくらいの息苦しさはなんだったのか、まぼろしのようでした。
汚染されたガスを吸い込んで起きた発作
3つ目は仕事中での発作です。
私は環境調査の仕事をしています。
工場内の煙が汚くないか、測定器を使って調べています。
工場から出る煙をまちがって、少し吸ってしまったことがありました。
汚染された排気ガスなので、どんな成分が含まれているか分かりません。
やはり発作時は、前の2つの経験と同じく、気道がキュッと狭くなる感覚が数秒間続きました。
ゼーゼーと苦しく息をしながら、「また発作か・・・」と冷静に判断しながら、おさまるまでやり過ごしました。
発作は何回か経験済みだったこともあり、パニックにならずに回復することができました。
3つの発作体験から分かった事と発作の対処方法
私の体験でいうと、発作が起こる原因は、普段とは違う異常な空気を吸ったことによるものでした。
乾燥した空気、冷気、汚染された排気ガスなど、普通の状態でない空気を吸ったとき、気道が過敏に反応してぜんそくの発作が起こったと思われます。
あとは、長距離バスでの移動や仕事の休憩時間、仕事中に起きたことから、体力が消耗していた時にぜんそくが起こりやすいと考えられます。
それと3つの発作ですが、全て口呼吸をしたことで起きた発作です。
休憩中に寝ていたときも、口を開けて、いびきをかいていたと思い出されます。
原因が分かれば、対処法も分かります。
・異常な空気を吸わないようにする。(乾燥、冷気は気道を縮めます)
・口呼吸は危険です。鼻呼吸を心がけましょう。
・ストレスをためたり体が疲れていたりすると、発作が起きやすくなります。リラックスしたり十分な休養をとったりしましょう。
あと、発作の原因や対処法を知っていると、いたずらにパニックにならずに済みます。
発作が起きた時は、焦らずに鼻呼吸をするようにし、おさまるのを待ちましょう。
また、気道を広げてくれるスプレーを常備しておくと、いざという時の安心感はあるので、頻繁に発作が起きる方には、オススメです。
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