漢方薬に即効性は?
漢方薬といえば、副作用も少なくていろんな症状に効きそうな気がしますね。
小児ぜんそくでも効くのでしょうか。
吸引器ネブライザーは、気管を広げる薬なので、すぐに呼吸が楽になります。
漢方薬には、そういう即効性はないようです。ぜんそくだけに劇的に効く特効薬は、漢方薬の中にはありません。
漢方薬はぜんそくに効かないのか?
では漢方薬は、ぜんそくには全く効かないのか?と言われるとそういうわけでは無いようです。漢方薬は色んな症状に応じて、漢方を何種類か調合し、症状を改善したり抑えたりしてくれます。ぜんそくであれば消化器系,呼吸器系が弱っており、水分代謝がうまく出来ていないといえます。痰が詰まったり鼻水が出たりするので、体を温めたり水分代謝を良くしたりする漢方薬が、ぜんそくには適しているといえます。
症状別に使う漢方薬
そもそも漢方薬には、長い間使用して、体質の改善を目指すものか多いと言えます。
麻杏甘石湯
その中で発作を抑えるのに適したものだと、まずは麻杏甘石湯があげられます。血行を良くし、咳の症状に効くと言われ、とくに子供に適しているようです。
小青竜湯
その他、小青竜湯は、水分代謝が悪い方の症状を改善し、体を温めてくれ、消化器系,呼吸器系を改善してくれます。
麦門冬湯
痰を切りやすくし、咳をおさえてくれる漢方薬の代表は、麦門冬湯があります。咳が止まらないような症状におすすめです。
全身の体質を良くするものとして、大柴胡湯などがあります。
アロエやフキなども生薬として用いられます。
漢方薬の効き目を良くする
漢方薬は副作用が少なけど、効果が出るには時間がかかると言われています。ただ、漢方薬を販売する薬局の統計では、少なくとも1ケ月以内には効果が表れているようです。また、顆粒で飲むより煎じてお茶にして飲む方が、効き目が早いようです。
さらに、普段飲んでいる処方された薬と一緒に、漢方薬を飲んでもいいのだろうかという不安もあります。併用しても特に問題は無いようですが、まれに一般の薬と一緒に飲むと、不快な症状を起こす事があります。そのような場合は、お医者さんと相談するか漢方の専門家と相談すると良いでしょう。
漢方薬は薬です
また、漢方薬とはいえど、薬の仲間です。
副作用が少ないとはいえ、体質や症状に合わない場合があります。漢方自体にアレルギーを示すこともあります。用法容量を守り、体に合わなければ無理せず止めたり、違う漢方を試したりするのが良いでしょう。
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