ぜんそくには2つの型がある

ぜんそくには2つの型に分けられます。小児ぜんそくの90%が、次に述べるアトピー型になります。5歳未満の幼児期のこどもに多いです。逆に40歳以上の成人に発症するのは、非アトピー型ぜんそくになります。

 

アトピー型

ハウスダストやダニ、動物の毛、カビや花粉などのアレルゲンに対して、過敏に反応を起こしすのが、アトピー型ぜんそくになります。特定のアレルゲンが引き金となり、発作が起きてしまいます。

 

非アトピー型

喫煙や風邪などのウィルス、気温の変化や過労によって発症するタイプが非アトピー型になります。アレルゲンが特定できないケースを非アトピー型といいます。

 

アレルゲンを特定するには

どのような物質に対してアレルギーを持っているか、反応を見るのがアレルギー検査です。血液検査や皮膚反応テストにより、アレルゲンの特定を行います。花粉症の検査でも皮膚反応テストを行いますが、皮膚が赤く反応した場合、その物質がアレルゲンとなります。

わたしの場合は、猫をさわると目が痒くなったり鼻水が出たりする、典型的な猫アレルギーです。娘の場合は、布団や毛布をふざけてバタバタした時に、くしゃみが止まらなくなりますので、ダニかハウスダストにアレルギーがあるようです。

このような場合は、アレルギー検査をしなくても体験によってわかります。いまいちアレルギー反応が出るときの状況がわからない場合などは、どんなものに対してアレルギーを持っているかを、病院で検査すると良いでしょう。

 

ぜんそくかどうかの診断は?

ただ、アレルギーを持っているからといって、必ずぜんそくが起きるとは限りません。ぜんそくとは、アレルギー反応やその他の刺激によって、気管が狭くなる症状をいいます。ぜんそくかどうかの診断は、呼吸機能の検査は「ピークフローメータ」を使う方法があります。最大の呼気流量を測ることで、気管が狭まっていないかを調べる検査です。

その他、喘鳴が起きていないか、家族にアレルギー体質の方がいないかなどの問診で判断されます。

 

とにかくアレルゲンを避ける

小児ぜんそくの90%が、ダニやダストなどが原因のアトピー型であることが分かっています。小児ぜんそくにならないように、まずはダニやホコリなどのアレルゲンを避けるべきです。

さらに、アレルゲンを根本から取り除くことも必要でしょう。具体的には、ハウスダストやダニを発生させないような布団を購入したり、ダニが発生してもこまめに掃除を行ったり、原因を突き止め根本から解決する事が大切です。

 

 

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