発作の時、吸入器は使っていいのか?
ぜんそくで狭まった気道を、広げることで呼吸を楽にしてくれる吸入器(またはネブライザーとも言います)ですが、子供にも使用して良いのでしょうか?
私も小児ぜんそくでしたが、吸入器は使ったことがありませんでした。
大人になっても、ごくたまにぜんそくが再発していますが、吸入器は使っていません。
でも重度な発作を起こす方は、吸入器をつねに持ち歩くのも必要でしょう。
「万が一発作が起きても大丈夫だ」と、ちょっと安心な気がします。そういう安心感が、発作をおさえてくれることもあるようです。
吸入器を使った方の話
会社のパートさん50代の方も、長年ぜんそく持ちのため、吸入器を常に持ち歩いているそうです。ぜんそくの発作時に使用すると気管が広がり、呼吸が一瞬で楽になるとのことです。
長い間、呼吸が困難な状態に耐えて、息も絶え絶えな苦しい思いをして、体力も奪われてしまう小児ぜんそく・・・
吸入器を使って、一瞬で呼吸を楽にした方が、賢明でしょう。
ぜんそくのために、呼吸が困難になると、体の他の部分にも悪影響を及ぼします。
特に成長段階でもある子供の、小児ぜんそくであれば、その後の発育にも影響が出てしまいます。
子供に吸引器を使用する場合の注意点
どうしても子供に吸引器を使う必要がある場合は、薬の副作用の他にも注意点があります。
小中学生という多感な時期は、吸引器を使うのを同級生にみられると、ストレスを感じてしまったり、変な目で見られたりという事があります。
大人になれば理解力はあるのですが、子供ですからお互い仕方がないでしょう。
そういう見られるストレスを減らしてあげたら良いと思われます。例えば携帯する吸引器は目立たないように小さめのものにするとか、袋やポーチに入れるとか、子供の負担をなるべく取ってあげるようにすべきです。
ストレスを感じすぎると、ぜんそくの発作の原因ですので、親が出来ることは最大限努める必要がありそうです。
吸入器の副作用は?
しかし、どんな薬にせよ副作用はつきものです。
特に発作を静める薬には、ステロイドなどといった心臓への負担が大きいものがあると言われています。
また携帯型の吸入器は気軽に使えるため、頻繁に使用すると副作用の原因にもなります。
小さいお子さんに対して、発作のたびにいつも使うのは、やめておいた方が無難でしょう。お医者さんの処方された用法,容量を守ることが、一番です。