小児ぜんそくのほとんどはホコリかダニが原因

小児ぜんそくの90%は、ハウスダストかダニが原因です。そうであるならば、ホコリやダニを避ける生活を送るだけで、ぜんそくが防げるといっても良いでしょう。

小児ぜんそくを防げる、掃除の仕方や注意することをまとめてみました。

 

ホコリやダニの原因となるもの

基本的に掃除は対処療法です。喘息の症状を起こしてしまう根本となるものを、すべて排除できれば解決します。

まず、ホコリを発しやすいもの、ダニが入りやすく住みやすいものを以下にまとめてみました。以下のものは、なるべくなら家にない方がよいので、無くても不都合ないものは無くしたほうがよいでしょう。無いと生活に困るものは、抗菌のものに代えるかホコリを出さない掃除をおこなうなどして、対処していきましょう。

寝具

枕、マットレス、ベッドカバー、毛布や布団、ボックススプリング型ベッド

服など

パジャマ、ひざ掛け、えりまき、古い着物

家具

クッション、カーテン、じゅうたん、敷物、本棚

おもちゃ

ぬいぐるみの人形

 

ホコリを出さない掃除のしかた

先ほどの、ホコリの原因となるものを極力無くした上で、掃除をおこなっていきます。

ほうきやはたきは?

まず、ほうきやはたきは使用しない方が良いでしょう。特に布団たたきで、パンパン叩くことは、やめましょう。布団の中の繊維が崩れたりホコリを叩き出したりしてしまいます。

掃除機について

電気掃除機を使用して、不充分であるところはぞうきんやオイルモップなどで拭き取ります。掃除機に関しては、吸い込んだホコリを撒き散らさないような構造になったものを使うのが良いでしょう。

換気をする

掃除機でよく吸い取ったあと、部屋を十分に換気します。その後部屋のドアや窓を閉めて、屋外からホコリや花粉が入ってこないようにします。

 

寝室で注意すること

夜間になると、湿度や冷気のせいで発作が起きやすくなります。また室内で舞っていたホコリも下へ落ちてくるので、ホコリを吸いやすくなり、より発作が起きやすくなります。寝室は、小児ぜんそくが起きやすい部屋と言えますので、ホコリをためずに掃除もしっかりおこなうべきです。

寝室の押入れの中に、使っていない季節物の衣類などを保管していると、ホコリの原因となるので保管場所を代えた方が良いでしょう。

また、寝室はなるべく寝るためだけに使いようにし、着替えなどは別の部屋でおこなうと良いでしょう。布団はよく日光浴して乾燥させます。布団を敷いたあと、すぐに寝るとホコリが舞っている場合が多いので、敷いてからしばらくして寝床につくと良いでしょう。

ベッドや布団で子どもを遊ばせると、ホコリが舞ってしまいます。寝室は寝るためだけの部屋とします。

 

 

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