外に出たらぜんそくがおさまる?

家の中でダニやホコリのアレルギーを受けて、小児ぜんそくの発作に悩んでいるお子さんをもつご家族の方も多いと思います。でも、外に出たら大丈夫かというと、そうだとは言い切れません。そこには大気汚染という深刻な問題もあります。

大気汚染ってどんなものがあるの?

そもそも、大気汚染ってどんなものがあるんでしょう?代表的なものをまとめてみました。

自動車の排気ガス

まずは、自動車の排気ガスがあります。自動車は一酸化炭素、窒素酸化物、粉じんなど多数の汚染物質を排出しています。自動車だけでなく、航空機も汚染ガスを排出しています。

最近になって、電気自動車や水素自動車などの、環境にやさしい車が開発されてきましたが、世界的にみたらごく一部で、汚染を排出している自動車は多数です。

工場のばい煙

四日市ぜんそくとして有名となってしまった四日市市は、石油コンビナートが立ち並ぶ工場地帯です。工場から出るばい煙、亜硫酸ガス、硫黄酸化物、鉛などが、汚染物質です。

中国からの黄砂

中国やモンゴルから、乾燥した砂が風に吹かれて、日本まで到達します。降り注ぐ砂のことも黄砂といいます。

黄砂はぜんそくや気管支炎を起こすことが証明されています。黄砂自身は砂ですが、黄砂に大気汚染物質がくっつくため、それを吸いこむことによって喘息の症状が起きます。

黄砂はもともとが砂なので、粒子が大きいため喉の粘膜を傷つけやすいです。咳をしたり痰を出したりするときに黄砂で粘膜がやられて、出血してしまうこともあります。

光化学スモッグ

工場や自動車の汚染ガスが、太陽の紫外線と化学反応を起こしてできた物質を、光化学スモッグといいます。

目がチカチカしたり、喉や気管支が腫れて痛いなどの症状があります。重症の場合は、頭痛吐き気、呼吸困難けいれんなどの全身症状が起こりますが、重い症状が起こるメカニズムはまだ謎が多いようです。

 

大気汚染でぜんそくが起きるメカニズム

大気汚染でぜんそくが起きるのは、なぜなんでしょうか。

汚染物質である、一酸化炭素は、物が不完全に燃焼した場合の煙に中に含まれています。火事になったら一酸化炭素中毒で倒れてしまうと言われますが、煙を吸って酸素が取り込まれなくなり、肺の動きが低下するためです。

その他、亜硫酸ガスやオゾン、二酸化窒素などの汚染物質は、気管支を痙攣させて気道を狭くしてしまいます。

汚染物質を吸い込むとこのような作用が、健康な方でも起きてしまいますが、ぜんそく患者や呼吸器の病気を持った方では、低い濃度のガスで発作が起きてしまうようです。

 

大気汚染対策をしよう

黄砂対策として、黄砂の天気予報に注意し、外出時はマスクやメガネを着用します。または外出を控えるようにします。

光化学スモッグ発令時は、なるべく屋外に出ないようにします。自動車はできれば運転しないようにしましょう。目がチカチカしたり、喉が痛くなったらすぐ洗眼、うがいをしましょう。

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