小児ぜんそくのお子様をお持ちの方は、
夜中に子供が息苦しそうにしているのを見て不安になりますよね。
僕も子供の頃は小児ぜんそくで、体調が悪いときは呼吸が苦しくてなかなか寝付けませんでした。
そしてなぜか、ぜんそくの発作は夜中に起きる事が多かったですね。
この記事では
・夜中に発作が起こる理由
・発作が楽になる姿勢
・病院に連れて行ったほうが良い場合
というのをお伝えしたいと思います。
夜中に発作が起こる3つの原因
夜中に発作がおきる原因は、次の3つがあるようです。
冷気
夜は気温も下がります。
気道は冷気に弱いですから、夜寝るときに気道が過敏に反応して収縮し、発作が起きてしまいます。枕元に温かいお茶を用意しておいて、咳が出た時は加湿と保温のために、のどを潤すと良いでしょう。
ホコリ
また、寝室にはホコリがたくさんあります。
布団から出るホコリ、ダニ、ふけ、老廃物などです。
そういったホコリは日中は、部屋の中で空中に舞っていますが、夜になり窓を閉め切った状態でいると、次第にホコリも下に落ちてきます。
寝ている子供たちの鼻や口周りに、目に見えない小さなホコリが降ってきます。呼吸をすることで、吸いたくもないホコリを体内に取り込んでしまっています。小さい頃から一緒に寝ているぬいぐるみなどは、洗っていないものだとホコリがたまっているので、ぜんそくの原因になり得ます。
寝具を新しいものに取り換えたり、ダニを寄せ付けない抗菌布団に替えたりすると症状が軽くなったという方もいます。決して安い買い物ではないですが、少しづつ検討してみるのも良いでしょう。
副交感神経の高まり
あと、寝るときは副交感神経が高まります。主にリラックスしている時や、食事をしている時に高まります。この副交感神経が高まった時は、気管支が狭まってしまうという症状が起きます。ぜんそくを起こしやすくしてしまうんです。逆に交感神経を高めておくには、寝る前に軽くストレッチをすると良いようです。
発作が楽になる姿勢は?
寝ている姿勢が、肺への血液循環を妨げていることがあります。
あとは、小児ぜんそくを経験された皆さんが言われることですが、ぜんそくの発作が起きた時に仰向けに寝ていると、余計に息が苦しくなります。
発作が楽になる姿勢は、
① 仰向けでなく横向きに寝る。
② 座った状態で布団をかかえこんで顔を横にして寝る。
呼吸が楽になる姿勢を見つけてみて下さい。
病院へ連れて行った方が良い場合は?
発作が起きたら、呼吸をするのが大変で、体力も奪われます。
熟睡もできないため、睡眠で回復することも困難に・・・
ほんとに衰弱しきって、ようやく眠りにつけるといったことが多々ありました。
私の発作は軽度~中程度の発作であったので、呼吸困難で重大な事態に陥ることはありませんでした。
ただし、呼吸が楽になる姿勢をしても、なかなか寝付けずに、さらに重度な発作を起こすような状態になったら、すぐにでも病院に行くことが望ましいです。
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